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感受性、価値観が変わったのでもう一度1000%を見よう! 第4話

第3話はこちら

 

感受性、価値観が変わったのでもう一度1000%を見よう! 第3話 - もやしの暗室

 

うたプリにハマってもう10年ほど経つのですが、スタツアをみるまで神宮寺レンのことはずっとレンって呼び捨てにしてたんですよね.…

 

でもスタツアを見るとなんでかレン様…って呼びたくなります

今さら子羊ちゃんの群れに入れた気がしました

 

というわけで今回は第4話、レン様回です

 

目次

 

第4話 世界の果てまでBelieve Heart

 

4話は全体的に見ればすごくまじめなストーリーなのですが…

4話の冒頭と言えば…永遠のトライスターのダンスを練習する真斗くん達から始まるんですけど…

笑ってはいけないシーンなのですがどうしても…ね、ね?

でも今ならただ訳もなく挟んでるわけではなく、課題の練習に真剣に取り組む真面目な真斗くんと課題をサボる適当なレン様という対比だったってわかるんですけど…初見で気づけって話です、つくづくバカな子でしたね私

 

険悪な2人

春ちゃんにちょっかいをかけるレン様

からかわれてモゴモゴする春ちゃんかわいい…

第3話のラストでレン様は真斗くんが春ちゃんに対して並々ならぬ想いを抱えているのをわかっているため、この時は春ちゃん自体をからかうというより真斗くんが春ちゃんのことを気に入ってるから真斗くんに嫌がらせをしたい…という気持ちの方が強いのでしょうか?

真斗くんはそんな無駄な争いをしたりはしないイメージですがレン様に対してだけは小学生レベルの争いをしてます、まあ…真斗くんにも色々事情があるためレン様を見ていてイラつく気持ちはわかります

 

そして真斗くんの回想で幼い頃は家の事情とか立場をわかっていなかったため仲が良かったことが語られます

幼い頃の真斗くんとレン様かわいい…

 

早乙女学園へは真斗くんは必死に親を説得して入学しましたがレン様はお兄さんになかば無理矢理入れられました

(後々お兄さんの真意は別だったことがわかるのですが…素直に言えよ…とも思いますが、素直に真意を伝えたところでその時のレン様には伝わらない気もする)

ここまで散々描写されている通り2人は真逆なのですが、お互いにないものねだりをしてお互いにイラついているので似たもの同士でもあります

この関係、もどかしすぎる…

でも16、17の子が複雑な気持ちを整理して嫌な相手と上手いこと付き合うなんてなかなかできないので仕方ない

 

本気になるのが怖いの…ちょっとわかるかもしれない

屋上で歌詞を書くレン様、でも途中でバカバカしくなりおもむろにサックスを演奏しだす

辛いことや嫌なことがあった時に楽器を演奏して音楽に癒しを求めているの、真斗くんと一緒ですね…

素敵な演奏に聞き入る春ちゃん

ふとしたことでレン様が課題に取り組もうとしていたことがバレてしまいます、そこに真斗くんも乱入してややこしいことに…

レン様はおそらくスマートを気取りたいから本気になってるところを誰かに見られたくない上に強制的に学園に入れられたことは変わりないので本心をついはぐらかしてる…で、合ってますよね…?

真剣に物事に取り組んでたらからかわれるなんてことありますからね…人の目を気にしなければいいのに現実はやっぱり恥ずかしくなるし何故かこっちが惨めになるので仕方がないのかなって…なかなか10代でそういった気持ちの整理はつけられませんね…難しい

うたプリは若さとか幼さ故に整理がつけられない複雑な気持ちの描写が上手い気がする

 

真斗くんに本心をつかれさらにはぐらかすレン様…この時の真斗くんの

本気になったらどうだ?

というセリフ、4期で再び出てくるとは…

イラつく真斗くん、ついにレン様を殴ってしまいます

そりゃ腹立つというか手を出してしまうのも仕方ないです

レン様は強制的にいれられたくせに成績優秀者のSクラスに入れて、親とか家のしがらみも何もないのにそれを自ら捨てようとするなんてね…真斗くんが懇願しても手に入らなかったものなのに…

 

(ここ非常に真面目なシーンなのですが…何故真斗くんが裏拳でレン様を殴ったのが気になる…)

 

リミットが近づく…

次の日も相変わらずレン様は授業をサボります

今日、課題を提出しないと退学です

 

羊を見ながら過去を思い出すレン様…

レン様のお母さんの蓮華さんは元アイドルなのですがすでに故人で、お父さんは蓮華さんを愛しすぎていたが故に関連するものを何もかも捨てていたという…そんなややこしい感情小さい子にはわからないよ…

唯一隠し持っていたデモテープを流す幼いレン様…

カセットテープなのが時代を感じますね

うたプリ無印発売年とその当時のレン様の年齢を照らし合わせると1993年生まれということになるのでその時まだカセットテープ時代でしたもんね…いやそういう計算なら私もみんなと同世代なのでよく知ってるわけじゃないけど…

話が逸れましたが、今までレン様が演奏していたメロディーは蓮華さんがレン様のことを想って作ったメロディーだったことが判明します

 

そこへやってくる春ちゃん…レン様がビリビリに破いて捨ててしまった歌詞を読み上げます

 

やめてあげて…普通の人なら恥ずかしくてしんぢゃうよう…

真剣なシーンなんですけど…

 

ごめんなさい、ちゃんと感想をいいます

春ちゃんは真剣になることを笑ったりからかったりはしません、自分が真剣に夢に向かって取り組んでいるのでそういう想いを尊重できる子だからです

そして真斗くん然り周りのみんなもそうです、だから真剣になることに対してここでは怖がる必要がないんですよ…

レン様のことを認めて必要としてるからこそ真斗くんは本気で怒るし春ちゃんやみんなも真剣に続きの歌詞を探します

真斗くんが本気で怒らなかったらレン様は精神的に成長できなかったわけですから真斗くんはすごく優しい友だちだと思います、ここでも溢れ出る聖川真斗の優しさ…

 

そして、課題提出リミットまでの間春ちゃんとゆかいな仲間たちで歌詞のメモを探しているのですが…どうして高いところを翔くんが探して那月くんが低いところを探しているのかは…突っ込んだ方がいいのかダメなのかどっちなんでしょう…

 

そこに無慈悲にも鳴り響く期限のチャイム…

目の前で自作の歌詞を読み上げられたら普通の人は恥ずかしくて死にます、が

レン様は違います…

校内放送をジャックして学園のみんなに課題の歌を披露します…

神宮寺レン半端ないって!そんなんできひんやん普通!?

でもどうして本気を見せることを怖がっていた節があったレン様そんな大胆なことができるのか、さっき述べた通りここには本気を見せて自分を解き放つことをからかう人はいないって春ちゃんがそう確信させたからから…なんじゃないでしょうか?って今だから思えます

うたプリはやっぱ感動アニメだ!

蓮華さんと春ちゃんにもらった想いを返すレン様

春ちゃんHAYATO様にもらった想い、ちょっとずつレン様はじめ他の誰かに返していきそこからまた新しい想いが生まれてそれをリレーしていく…しつこいですけど誰かへ想いを返すことの尊さをうたプリは本当に大事にしていますね…

 

(スタツアのMCでも蓮華さんにもらった自分を解き放とうよ!というメッセージをずっと大事にしていることがわかるレン様…かっこいい…)

 

レン様の熱い想いが伝わり思わず放送室へ駆け込む春ちゃん達…嬉しすぎてつい謎の動きをする

ここ…笑ったらダメなんですよね…?

 

そしていつもの廊下で春ちゃんがトキヤくんとまたエンカウントしてこの回は終わりです

 

終わりに

10年前この回を見た時ニコニコ一挙かつコメントありで見てたのでどうしてもギャグ的な側面しか捉えられていなかったのですが、ちゃんと見るととてもシリアスな回でした…もっと真剣にうたプリを見ろ

シリアスな回なのですが所々で絶対に笑ってはいけないうたの☆プリンスさまっ♪が始まるので侮れないです

ギャグパートを入れ込んでシリアスになりすぎないように、見やすいようにバランスを取ってたんですね…今思うとすごい…

 

レン様と私はタイプが違いすぎるためなかなか理解しづらいなあとか当時は思ってたんですけど、歳をとってちょっと理解することができたんじゃないかな〜なんて…

でも今回の感想というか深読みに自信はあんまりない

 

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レン様は春ちゃんを子羊ちゃんと呼びますが、むしろこの頃はレン様自身が迷える子羊なのでは…!?